GOOGLE MAPS HACKS
地図検索サービス徹底活用テクニック
Rich Gibson、Schuyler Erle 著 オライリー・ジャパン発行
本の題名は『GOOGLE MAPS HACKS』ですが、1章を除き Google Maps API がテーマです(全7章)。
オライリー(出版社)の本は全体的に上級者向けなのですが、本書も例によってレベルは高く、JavaScriptを既に使える人を対象にしています。ただ、後述しますが、扱っている内容はプログラムに限らないので、既に設置経験のあるような方は、それほど問題なく読めると思います。
逆に、JavaScript初心者の方が、この本を頼りに設置するのは、たぶん無理です。
さて、内容ですが、基本的に一通りの設置行程をコード付きで扱っていますが、全体的に事例紹介的な内容が多いです。主にアメリカのサイトを中心に、どのような原理で動いているか、実装方法、応用、サンプルコードなどが掲載されています。
事例がアメリカだけに、日本では実現困難なものもありますが、個人的にはインスピレーションが湧き出てきました
マーカーを設置できて情報ウィンドウにメッセージを載せられた、けど、その次が分からない…ような方にお勧めです。
サポートページはこちらです。追加情報もあります。
なお、英語版の原著は API Ver.1 ですが、日本語版は一部を除き API Ver.2 に書き換えられています。
ちなみに、書店で探す場合でなかなか見つからない場合は、オライリーのコーナーも探してみてください。
1.03 正式版リリース
KsGMap Ver1.03 正式版をリリースしました。
RC1 との変更点はありません。
Ver1.02 から Ver1.03 へは機能的に大きな向上はありませんでしたが、Google Maps API Ver2 への対応や、パフォーマンスの向上や、各種バグの修正など行っています。
特に Google Maps API は将来的に Ver1 を停止することを告知していますので、なるべくKsGMap を Ver1.03 にしておくことをお勧めします。
今後は、Ver1.03 にて重大なバグが発生した場合、Ver1.04 以降にて修正。Google Maps API Ver2 に特化したバージョンアップなどについては Ver1.10 以降にて行う予定です。
1.10β01 API Ver2 専用版
Google Maps API Ver2 専用の KsGMap Ver1.10β01 をアップしました。
あまり、バージョン番号を飛ばすのは好きではないのですが、1.03に不具合があった場合に困るので、Ver1.10 としました。
β01 では、とりあえずソースを全て Google Maps API Ver2 用に差し替えました。表示に関しては現段階では KsGMap Ver1.03 とあまり変わりません。
マップ右下の広域マップなど、Google Maps API Ver2 特有の機能は、来週くらいに公開の次のβバージョンから随時追加していく予定です。
なお、1.10 からはズームの広域と詳細が逆になっています。もしズーム関連の設定をしている場合は、逆(17から指定値を引いた値)にする必要があります(プログラムサイドでも行えるのですが、将来的に新しい設定をデフォルトにしたいので、お手数ですが変更お願いします)。
β01ではプラグインとタブ機能は、まだ動作未チェックで、たぶん正常に動きません。これらをご利用の方はまだ導入しないで下さい。正式版までには対応します。
# 最近(謎の病で押したため)本業がもの凄く忙しく、あまり KsGMap に手を付けられませんでしたが、ようやく一段落したので、KsGMap の開発を再開します。
1.03RC1 バグ修正
ジオコーディングに対応して 1.03 をリリースしようと思っていたのですが、なかなか日本語対応復活してくれないので、諦めて 1.03をリリースすることにしました。
取り急ぎ、RC1(リリース候補1)をアップロードしました。問題が無ければ近日中に正式版をアップします。
前バージョンからの変更点は、下記のバグのみです。
・独自のポップアップの影に変な線が表示されることがあったのを修正しました。
・カテゴリ内に検索結果が見付からない場合にエラーになっていたのを修正しました(1.03β03から発生)。
なお、次バージョンの KsGMap 1.10 では完全に Google Maps API Ver2 に対応し、新しく加わった機能なども KsGMap から動作することができるようにする予定です。お楽しみに。
公式地名検索サービス開始
Google Maps API自体は最近、マイナーな修正が多かったのですが、昨日思いもしなかった驚くべき機能が実装されました。その機能が「地名検索(geocoding)」。住所などを入力すれば、その位置に自動的にジャンプします。後述のデモは英語ですが、日本語を入力すれば日本国内を検索することができます。
今まで日本でも同じようなサービスをしているところがあったのですが、いろいろ諸事情もあり使いづらい面もあったのですが、公式ということで不自由なく利用できそうです。
KsGMap にもなるべく早く実装させたいと思っています。
(ちょっと忙しいのと風邪でダウンしていましたが、ほぼ復活しました)
詳しくはGoogle Maps APIの公式ブログ(英語)をご覧下さい。
Google Mapsのデモはこちらです。
6月27日追記:最近、日本の住所の検索ができなかったのですが、公式ブログでリストから日本が削除されました。「たいへん申し訳ございません。 m(_ _)m」との事です。再開に期待しましょう。